「目の前のひとりひとりに、いつも、真摯に、できるだけのことをする」
「病気を治す」と考えるとき、
原因を突き止め、それを取り除いて病気を治す「根治」が一番いいです。
感染症や腫瘍では可能な場合があります。しかし、アレルギーや炎症など、多くの皮膚科の病気ではまだそれができません。
複数の要因が病気と関係しており、皮膚の局所で起こる病気では原因の特定が簡単ではありません。
このため現在の医療では、症状が出ない、または少なくなるように「改善」や「維持」を目指す治療が中心なのが現状です。
当院では、多くの皮膚科専門医の先生方と同様、標準的な治療・ガイドラインに基づいて診療を行っています。
特別な治療をしているわけではございません。
私達は、医学や治療の限界がある中で、患者さんの症状や苦痛を改善できるよう、今、何ができるだろう?と日々考えながら、診療しています。
私達の医療・サービスが、皆様のご期待に沿うものかどうかはわかりませんが、
オンライン予約や院外・自宅で待ち時間を過ごせるような方法を取り入れたり、
クリニックで診断と治療が完結するよう、できるだけ多くの治療に対応し、新しいことも取り入れ、
塗り薬の使い方や病気のこと、スキンケアについて患者さん自身にも理解を深めていただくことで、
より適切に薬を使い、病気とうまく付き合っていけるよう、
医師・看護師・医療事務など、立場や技能の異なるスタッフがみんなで、
「目の前のひとりひとりに、いつも、真摯に、できるだけのことをする」
ことで、少しでも皆様のお役に立つことができるよう、微力ながら努めてまいりたいと思います。