24時間以内に消えて移動する様々な形の強いかゆみを伴う膨疹(ぼうしん)と呼ばれる皮膚症状が特徴です。これが出たり引いたりを繰り返します。
ウィルスや細菌などの感染症、食物アレルギーなど、原因がはっきりするものもありますが、原因が特定できるのはじんましん全体の10-20%と言われています。このため、原因がわからない場合は、抗アレルギー剤の内服療法で痒みの皮膚症状が出ない状態を維持することが治療の目標となります。急性の場合で1-2週間で治る場合が多いです。1ヶ月以上の症状持続で慢性とされます。どの程度症状が続くかは個人によって異なります。
中には複数の内服薬を用いても治療がうまくいかない場合もありますが、現在ではアレルギーに関連するIgEという種類の抗体を中和する抗体療法が認可されています。