「サステイナビリティ」という言葉があります。「持続可能性」という意味です。
地球環境保護や開発などの話題で見聞きする言葉ですが、それだけにとどまりません。
「持続可能であること」は「ムリなく続けられること」であり、企業経営、仕事のあり方、家庭のあり方、生き方など、すべてのことに通じる言葉です。なにかが突出してバランスが崩れた状態ではなく、すべてが「調和」していること、といえるでしょう。
クリニックの基本コンセプトとして「サステイナビリティ」は重視しています。
クリニックにとっての持続可能性とは、
長期間クリニックが存在し、安定して医療を提供し続けられること
職員が体調を崩すことなく、心身共に安定した状態で仕事をすること
患者のみなさんにとって、いつも安心して受診できる診療内容とサービスであること
年月が経っても受診し続けられるよう、患者さんに負担がないこと
時代に応じた確かな医療とサービスを提供できるように成長し続けること
と考えています。
逆に、急激な成長、それによる職員へ過重な負荷と患者さんに対する診療レベルやサービスの低下は、望んでいません。
まだ開院して6週目の今のクリニックは「成長痛」のようなものを経験している状態です。
他院にはないシステムも構築し、スタッフ全員で効率化と業務改善に努めています。
しかしそれ以上に患者さんが来院されており、特に来院が集中する時間帯、曜日では待ち時間の問題が解決しきれていない状態です。
来院される患者さんには経過が長い方や症状が比較的重い方も多く、当然診察に時間を要します。
患者数や時間、曜日に関係なくスムーズにすべてが問題なく進む、私達が求める「サステイナブルなクリニック」になるには、恥ずかしながらやるべきことがまだまだ多いのが現状です。
最初からすべてが完全で、いつでもすべてを完璧に機能させるのは、非常に困難なことです。
現在のクリニックの状況とみなさんの待ち時間を鑑みて、
土曜日の初診受付を11時まで
とさせてください。
今後の診療のあり方やワークフロー、受付時間などについて、今後も模索を続けてまいります。